炭酸ガスと水で石油が作れる!?
今日、昼間Twitterをながめていたところトレンドの欄に気になる文字が。
どんなトレンドよりも異彩を放っていました。
炭酸ガスと水
この2つの単語だけで興味を惹きつけるからすごいです。
京都大学の今中忠行名誉教授のグループがこの2つからなんと石油の合成に成功したらしいです。
これで一体世界がどう変わるのでしょうか?
石油不足が解消?
このニュースを聞いた時にはびっくりしました。
調べてみると9月18日にはもう発表されていたみたいですね。
さて、どのようにして石油が合成されるのでしょうか?
今中名誉教授によると
『水と石油を混ぜ、そこに炭酸ガスを加えると水が減って石油が増える』
という研究結果だそうです。
「結局石油使うやんけっ!」
っていう僕と同じ感情になった人もいると思います。
一体どのようにして石油が増えるのか。解説を紹介しようと思います。
石油が増える原理
研究チームの説明によると
- 水の中にナノバブル*1を送り込む
- 紫外線を当てる
- 一酸化炭素と水素が発生し化学反応が起きやすくなる
- その状態の時に石油を加える
- 水と石油の間に特殊な「白い層」が発生する
- 炭酸ガス*2を加える
- 白い層の中で一酸化炭素と水素が化学反応を起こす
- 炭化水素、つまり石油が出来る
という原理になっているそうです。
今中名誉教授によると、1回3円の電気代で100円分の石油が作ることができるそうです。
石油をつくるのに二酸化炭素を使うため、地球温暖化防止にも役立ち、一石二鳥の技術となるそうです。
石油って炭化水素なんですね。初めて知りました。
石油(せきゆ)とは、炭化水素を主成分として、ほかに少量の硫黄・酸素・窒素などさまざまな物質を含む液状の油で、鉱物資源の一種である。地下の油田から採掘後、ガス、水分、異物などを大まかに除去した精製前のものを特に原油(げんゆ)という。
引用元:石油 - Wikipedia
今中忠行名誉教授は
「火力発電所の出てくるガスの20%は炭酸ガス。炭酸ガスを持ってきてこの反応に使えば」
というコメントしていて、実現が出来ればすごいことが起きますよ。
アラブの石油王が激おこ状態になるんじゃないですか??
あの事件の二の舞いは避けたい
僕はしっかりと覚えていますよ。某研究所の女性研究員の
『ST○P細胞はありまぁす!』
まさかあの二の舞いにはなりませんよね・・・
本当ならノーベル賞ものですよねコレ。
この石油から抽出されたガソリンでちゃんと車って動くんでしょうかね・・・?
おわりに
これは本当にすごいニュースだと思います。
世界各国が抱える問題を解消することになると思います。
怖いのは謎の圧力で開発が中断や、教授が謎の死を遂げる…といったテレ朝刑事ドラマばりの事件が起きるということ...
そうならないことを願うのみです。
それにしてもすごいニュース!京大の研究チームのみなさんおめでとうございます!
これからも研究頑張ってください!